小型軽量高精細デジタル航空写真測量システムの開発
株式会社情報科学テクノシステム(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:篠原文勇)は、「ハードウェアは簡略化、ソフトウェアはより高度化」のシステムコンセプトの基に、他社にさきがけて小型・軽量でかつ運用性に富んだ高精細デジタル航空写真測量システムAirCartoを開発しました。
現在の航空測量は、大規模システムの運用にかかる基本コストの高さを抑えるべく、撮影範囲を広くしスケールメリットを活かした事業が主流です。弊社の開発したAirCartoは、オリジナルの処理ソフトウェアにより十分な測量精度を確保しながら、ハードウェアの簡略化・小型化・低価格化を実現したことで、現行の大規模事業形態では満たされないニーズに応えることができるシステムです。また、AirCartoはデジタル航空写真撮影から標定、3次元計測、オルソ写真の作成までを一環して行うことのできる世界初のワンストップシステムです。
弊社では、このシステムの持つ特長を最大限に活かし、地域密着型の航空測量とその応用事業を実現するとともに、既存の航空測量システムでは対応できないさまざまな市場の潜在的ニーズに対応するためのソリューションを展開していきます。
【シンプルなハードウェア構成】
AirCartoは、航空測量に耐える高解像度の民生用デジタルカメラを撮像機器として採用することで、圧倒的な小型化・低価格化を実現しました。より高性能なカメラが新たに登場した際には、カメラを換装するだけで、非常に安価にグレードアップを行なうことができます。民生用デジタルカメラの他は、 GPSと姿勢安定機構のみからなる非常にシンプルな構成を取ることにより、一辺40cmの立方体に納まる小型で、かつ総重量20kgを切る軽量なハードウェアになっています。
これにより、従来では機材の搭載が困難だった軽飛行機にも搭載可能となり、1回の飛行にかかるコストも大幅に削減できるようになりました。既存の航空測量システムでは費用対効果を考えると撮影がためらわれるような狭い範囲についても、 AirCartoなら手ごろな費用で撮影することができます。
【高度な技術を取り入れた測量ソフトウェア】
ハードウェアを簡略化する一方、弊社独自の開発技術によって洗練されたデータ処理・カメラの姿勢推定機能を含むなどの高度な技術を取り入れた3次元計測ソフトウェアを開発したことにより、地上基準点を用いない標定や手作業を介さないデジタル標高データ(DEM)の作成に対応するなど、充分な機能・性能・精度を有しております。
【測量業務の効率化と生産性の向上】
デジタルカメラによる撮影のため、フィルムカメラによる撮影とは異なり、直接、データ処理できることから、大幅に作業効率が向上します。また、地上基準点無しで測量が行えるため、地上での現地作業の省力化や人が入れない山岳部や僻地での測量ができ、社会的に大きな貢献をすることが期待できます。
【幅広い応用範囲】
経済的かつ小回りの効く、AirCartoを使用することで一気にその応用範囲の広がりが期待できます。弊社は航空測量とリモートセンシングの技術を持って高度なソリューションを提供していきます。
■応用例■
防災:地すべり監視、斜面崩壊監視、火山監視、
被災状況把握、復旧・復興計画支援
農業:野菜生育状況モニタ、農作物の分類、作況予測、
農地管理、3次元地形計測
林業:樹高の推定、森林の樹種分類
土木:河川堤防計画支援、ダム建設計画支援
環境:森林バイオマスの推定、森林の樹種分類、
湿原の観測、水資源管理、不法投棄監視
文化財:遺跡保護
民間・行政:送電線建設計画、ネットワークによる画像配信、
都市情報の高頻度更新、都市3次元モデル作成、
建物、構造物の抽出、上下水道の管理、
道路などの特定オブジェクトの抽出、宅地造成
リモートセンシングデータとの融合:
地球観測衛星のグランドツルースおよび校正データの取得、
データの融合技術(データフュージョン)による応用範囲の拡張
【世界戦略製品】
弊社は、国内はもとより、米国・アジア地域を初めとし、全世界に向けてAirCartoの販売・事業を展開していきます。
◆情報科学テクノシステム概要◆
社名株式会社情報科学テクノシステム
http://www.ists.co.jp
所在地茨城県つくば市竹園2-10-5
設立1982年6月
自己資本金1億3400万円
代表取締役社長篠原文勇
事業内容社会システム情報処理、宇宙・地球科学エンジニアリング